熊本県立第二高等学校 美術科卒

熊本県立第二高等学校の美術科卒業生が、母校や卒業生、在校生を思い書き綴るブログ。

卒業おめでとうございます!

美大、芸大、専門学校などへ進学される方、独学でさらに美術の道を究める方、美術以外の世界へ進まれる方…3年間、共に過ごした仲間達と離れ、新しい世界への期待や不安でいっぱいだと思います。

進路によって、美術科で学んだことが仕事や生活に影響したり関わる度合いは様々だと思いますし、ほとんどの方は美術科で学んだ事よりもはるかに多くの事を、進学先や将来の仕事、人生で学んでいくことになると思います。

しかし、この3年間が皆さんの人生の中でどんなに些細で一瞬の出来事でも、地層のように、後から経験する事は、先に経験した事の上で影響を受けて降り積もります。この先、何十年も経てば、表面は人それぞれ、全く変わってしまうでしょうが、例えどのような世界に進んでも下の層には美術科で過ごした3年間の記憶が刻まれていて消える事はありません。そして、それは些細なことかもしれませんが、必ず表面に影響を及ぼします。それは、人によっては制作におけるテクニックだったり、仕事をする上での自信やプライドだったり、日々の生活でのちょっとした美的感覚だったりと見え方は違うかもしれません。

これからさらなる経験を積まれるにあたり、この3年間の経験が、今後の人生に良い影響を与えるものであるようにお祈りしています。

おめでとうございます!



震災から早くも1年が経とうとしています。関係者の皆さんの復興がさらに加速しますように!
そして、このブログももう少し頻繁に更新ができるように努力します。

東日本巨大地震

11日からの地震ですが、職場が横浜の20階だったので、これまで地震では体験したことの無い恐怖を味わいました。幸い、建物も無事でしたし職場の同僚や家族など、知人の中に被害者はいませんが、TVやインターネットで東北などの被害を見ると心が痛みます。

美術科関係者のみなさんは、直接的に被災地と関係のある方は稀だと思いますが、もし、ご家族や御親戚と連絡が取れないような方がいらっしゃるようでしたら、ご無事を祈るのはもちろん、一刻も早く安否確認ができるようお祈りいたします。

また、関東方面で生活をされている皆様、電力不足が指摘されています。少しでも負荷を減らせるよう、1枚多めに着こんで暖房を弱める等、エナジーセービングに協力しましょう!

目の保養

こういうサイトをパラパラと眺めていると、デザインというジャンルの幅広さや深さを実感すると共に、「あ~、もっとこんな仕事もやってみたい」と目移りします。楽しいもの、美しいものを見ているだけでも「目の保養」になります。

NOTCOT.COM
a visual filtration of ideas + aesthetics + amusements.

美と経済

偉そうなタイトルですが、中身は大した事はありません。

今日は久しぶりに早く帰宅したので、家族と夕食を共にし、その後テレビを見ていました。たまたま合わせたチャンネルでやっていた「深いいい話」という番組で、島田紳助が「中学生にどんな職業があるのかを教える授業があるべきだ」という主張をしたところ、全国から賛同の声が沢山あった…ということが紹介されていました。個人的にこの番組にも、島田紳助にも特に思い入れは無いのですが、「中学生に職業を教える機会を」という意見には僕も賛成です。

高校や大学という進路は、男性、女性に関わらず、自分の将来を大きく左右する可能性があるチェックポイントですから、本来は、無目的なまま学力のみで振り分けられるべきではありませんし、偏差値の高い学校=良い進路という訳では無いというのが僕の持論です。もちろん、学生時代は頑張って勉強をして良い成績を収めることは大切なことですし、その努力は将来報われるべきだとも思いますが、「先生に勧められるまま…」、「親に言われるまま…」と、何の自覚も無く進路が決まり、後で後悔するようなことが無いように、自分自身で将来を考える力や手段を義務教育最後の段階である中学でしっかりと教えるべきだと思います。

そういう年代(中学生)に対して、美術科はどのような情報発信ができるのか?最近、そういう事を考えることがあります。(実際に僕個人が美術科という立場で情報発信をできる訳ではないのですが…)行き着くのは、何度もこのブログで言及してきた「美術」に関連した仕事の広がりを伝えるということです。

「高校くらいは普通科に行った方がいいんじゃない?」

これは僕の母が美術科受験を希望する僕に言った言葉ですが、一般の方の大半は同じような意見をお持ちなんじゃないかと思います。それは、作家として活躍されている一部の方以外の卒業生が、どのような仕事をしているのかが十分に知られていない事と関係しているような気がしています。

僕自身には作家としての経験がありませんので、作家の方々がどのような活動をされているのかを正確には知り得ませんが、皆さん、何らかの手段で収入を得て生活をされているでしょうから、作家の方を含め、その活動は必ず経済と関係しているはです。そして、その「美と経済」の関係性という点では、一般の方々が美術科に対して抱いているイメージ以上に多様なジャンルが広がっています。

「自分がデザインした商品が店頭に並ぶ」、「制作に関与したCMがTVで放映される」、「デザインしたロゴとシンボルマークが様々な媒体で利用される」、「デザインしたWebサイトが売り上げに貢献している」、「設計した建物で人が生活をする」、「教え子達がクリエーターとして活躍する」…。

美術科の卒業生は仙人のような芸術家になる訳ではありません。きちんと経済活動に関与しながら、世の中が少しでも美しくなるように、また、人々が気持ちよく暮らせるように社会に貢献しながら、それを収入を得る為の仕事にできる…という事を少しでも多くの方々に知っていただき、中学生の皆さんには興味を持っていただければ…と思っています。

「公開質問状」に関するまとめ

【背景】
別の掲示板の書き込みで「美術科廃止」の噂があることが分かる。その後、複数の方からの情報で、以前から何度もそのような話があるものの、現時点では「校長先生が大丈夫だといっている」、「今は心配ないらしい」といった状況であることがわかる。しかし、これらの情報は客観的に美術科廃止を否定するものでは無いため、「噂」の真相を確認する必要があると判断した。


【アクション】
「美術科廃止」の噂に関連した情報を検索したところ、熊本県教育委員会が「県立高等学校再編整備等基本計画」という、県下の高校の再編計画を進めていることが分かった。同計画は基本的には少子化対策として学校を統廃合する計画であるが、その計画の中で「県立高校適正規模の上限の目安に近づけていくために、1学年10学級の学校(済々黌、熊本、第二、熊本工業高校)については漸次9学級まで学級数を削減、平成24年度以降の学級減を検討する」と記載されており、第二高校を10クラスから9クラスへ削減することが明言されている。美術科廃止の可能性について県教育委員会の正式な見解を得ることで「噂」の実情が正確に把握できると考え、公開質問状を送付し回答を得た。


【質問と回答】
計3回の質問で以下の回答を得た。
A.は熊本県教育庁高校教育課高校整備推進室からの回答(原文のまま)。


Q.1
回答期限の2月7日時点で、この学級数減の方針は決定事項か?それとも継続審議事項か?

A.1
決定事項です。熊本県教育委員会では、「県立高等学校再編整備等基本計画」策定に当たり、地域説明会、関係機関などへの意見照会、パブリック・コメント、熊本県議会などで幅広く御意見をお伺いし、平成19年10月に決定いたしました。


Q.2
1の回答が決定事項、継続審議事項のいずれかに関わらず、第二高校の学級減において削減の対象は普通科のみか?それとも理数科、美術科など専門性を重視した学科も削減対象か?

A.2
どの学科の学級数を削減するかにつきましては、未定です。


Q.3
理数科、美術科が学級減の対象に含まれない場合、その事を公的に保証する文書はあるか?無い場合は適当な文書に追記、または文書を作成することは可能か?

A.3
回答(2)のとおり、どの学科の学級数を削減するかにつきましては、未定ですので、質問(3)につきましては、回答できません。


Q.4
削減対象の学科を決定するプロセスと、最終決定者は?

A.4
高校教育課高校整備推進室が、関係高等学校と協議を行いながら案を作成します。その後、案が熊本県教育委員会(6人の委員で構成)で審議され、異議等がなければ、決定されるという流れです。


Q.5
削減対象の学科を決定する具体的なスケジュール(以下)は?

1.高校教育課高校整備推進室が関係高等学校と協議を行い案を作成する時期、期間、
 またはその案の教育委員会への提出予定日
2.熊本県教育委員会による案の審議時期、期間、審議開催日
3.削減対象学科の決定予定日

A.5
大規模校の学級減については、「県立高等学校再編整備等基本計画」に基づき、平成27年度までに行う予定ですので、御質問のありました点につきましては、すべて未定です。


【僕の見解】
学級数減の方針は確定であることが分かりましたが、そこに美術科が含まれる可能性は結局の処分かりません。校長先生のお人柄などから「心配無用」というご意見もありますが、県からの回答をみるかぎり文字通り「未定」と捉えるべきじゃないかというのが僕の意見です。また、最終決定にむけて学校側が関与できるのは「削減案」の作成だけですから、どの学科を削減するかを決めるのは校長ではなく、最終判断をするのは教育委員会のメンバー(6名)である点を理解しておいた方が良いかも知れません。さらにそれらを決めるタイミングについても平成24年度以降27年までに実施…という事以外明確になっていませんので、どれくらい猶予のある話しなのかも正確には分かりません。この事案が「美術科が2クラスに増えるかも知れない」というポジティブな話であれば楽観視をすることに何の異論もありませんが、「もしかしたら廃止されてしまうかも」という大事な問題ですから、不確実な情報で中途半端に一喜一憂せず、きちんと公的な情報を確認しながら正確に判断をすべきだと感じています。
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