【背景】
別の掲示板の書き込みで「美術科廃止」の噂があることが分かる。その後、複数の方からの情報で、以前から何度もそのような話があるものの、現時点では「校長先生が大丈夫だといっている」、「今は心配ないらしい」といった状況であることがわかる。しかし、これらの情報は客観的に美術科廃止を否定するものでは無いため、「噂」の真相を確認する必要があると判断した。
【アクション】
「美術科廃止」の噂に関連した情報を検索したところ、熊本県教育委員会が「県立高等学校再編整備等基本計画」という、県下の高校の再編計画を進めていることが分かった。同計画は基本的には少子化対策として学校を統廃合する計画であるが、その計画の中で「県立高校適正規模の上限の目安に近づけていくために、1学年10学級の学校(済々黌、熊本、第二、熊本工業高校)については漸次9学級まで学級数を削減、平成24年度以降の学級減を検討する」と記載されており、第二高校を10クラスから9クラスへ削減することが明言されている。美術科廃止の可能性について県教育委員会の正式な見解を得ることで「噂」の実情が正確に把握できると考え、公開質問状を送付し回答を得た。
【質問と回答】
計3回の質問で以下の回答を得た。
A.は熊本県教育庁高校教育課高校整備推進室からの回答(原文のまま)。
Q.1
回答期限の2月7日時点で、この学級数減の方針は決定事項か?それとも継続審議事項か?
A.1
決定事項です。熊本県教育委員会では、「県立高等学校再編整備等基本計画」策定に当たり、地域説明会、関係機関などへの意見照会、パブリック・コメント、熊本県議会などで幅広く御意見をお伺いし、平成19年10月に決定いたしました。
Q.2
1の回答が決定事項、継続審議事項のいずれかに関わらず、第二高校の学級減において削減の対象は普通科のみか?それとも理数科、美術科など専門性を重視した学科も削減対象か?
A.2
どの学科の学級数を削減するかにつきましては、未定です。
Q.3
理数科、美術科が学級減の対象に含まれない場合、その事を公的に保証する文書はあるか?無い場合は適当な文書に追記、または文書を作成することは可能か?
A.3
回答(2)のとおり、どの学科の学級数を削減するかにつきましては、未定ですので、質問(3)につきましては、回答できません。
Q.4
削減対象の学科を決定するプロセスと、最終決定者は?
A.4
高校教育課高校整備推進室が、関係高等学校と協議を行いながら案を作成します。その後、案が熊本県教育委員会(6人の委員で構成)で審議され、異議等がなければ、決定されるという流れです。
Q.5
削減対象の学科を決定する具体的なスケジュール(以下)は?
1.高校教育課高校整備推進室が関係高等学校と協議を行い案を作成する時期、期間、
またはその案の教育委員会への提出予定日
2.熊本県教育委員会による案の審議時期、期間、審議開催日
3.削減対象学科の決定予定日
A.5
大規模校の学級減については、「県立高等学校再編整備等基本計画」に基づき、平成27年度までに行う予定ですので、御質問のありました点につきましては、すべて未定です。
【僕の見解】
学級数減の方針は確定であることが分かりましたが、そこに美術科が含まれる可能性は結局の処分かりません。校長先生のお人柄などから「心配無用」というご意見もありますが、県からの回答をみるかぎり文字通り「未定」と捉えるべきじゃないかというのが僕の意見です。また、最終決定にむけて学校側が関与できるのは「削減案」の作成だけですから、どの学科を削減するかを決めるのは校長ではなく、最終判断をするのは教育委員会のメンバー(6名)である点を理解しておいた方が良いかも知れません。さらにそれらを決めるタイミングについても平成24年度以降27年までに実施…という事以外明確になっていませんので、どれくらい猶予のある話しなのかも正確には分かりません。この事案が「美術科が2クラスに増えるかも知れない」というポジティブな話であれば楽観視をすることに何の異論もありませんが、「もしかしたら廃止されてしまうかも」という大事な問題ですから、不確実な情報で中途半端に一喜一憂せず、きちんと公的な情報を確認しながら正確に判断をすべきだと感じています。
別の掲示板の書き込みで「美術科廃止」の噂があることが分かる。その後、複数の方からの情報で、以前から何度もそのような話があるものの、現時点では「校長先生が大丈夫だといっている」、「今は心配ないらしい」といった状況であることがわかる。しかし、これらの情報は客観的に美術科廃止を否定するものでは無いため、「噂」の真相を確認する必要があると判断した。
【アクション】
「美術科廃止」の噂に関連した情報を検索したところ、熊本県教育委員会が「県立高等学校再編整備等基本計画」という、県下の高校の再編計画を進めていることが分かった。同計画は基本的には少子化対策として学校を統廃合する計画であるが、その計画の中で「県立高校適正規模の上限の目安に近づけていくために、1学年10学級の学校(済々黌、熊本、第二、熊本工業高校)については漸次9学級まで学級数を削減、平成24年度以降の学級減を検討する」と記載されており、第二高校を10クラスから9クラスへ削減することが明言されている。美術科廃止の可能性について県教育委員会の正式な見解を得ることで「噂」の実情が正確に把握できると考え、公開質問状を送付し回答を得た。
【質問と回答】
計3回の質問で以下の回答を得た。
A.は熊本県教育庁高校教育課高校整備推進室からの回答(原文のまま)。
Q.1
回答期限の2月7日時点で、この学級数減の方針は決定事項か?それとも継続審議事項か?
A.1
決定事項です。熊本県教育委員会では、「県立高等学校再編整備等基本計画」策定に当たり、地域説明会、関係機関などへの意見照会、パブリック・コメント、熊本県議会などで幅広く御意見をお伺いし、平成19年10月に決定いたしました。
Q.2
1の回答が決定事項、継続審議事項のいずれかに関わらず、第二高校の学級減において削減の対象は普通科のみか?それとも理数科、美術科など専門性を重視した学科も削減対象か?
A.2
どの学科の学級数を削減するかにつきましては、未定です。
Q.3
理数科、美術科が学級減の対象に含まれない場合、その事を公的に保証する文書はあるか?無い場合は適当な文書に追記、または文書を作成することは可能か?
A.3
回答(2)のとおり、どの学科の学級数を削減するかにつきましては、未定ですので、質問(3)につきましては、回答できません。
Q.4
削減対象の学科を決定するプロセスと、最終決定者は?
A.4
高校教育課高校整備推進室が、関係高等学校と協議を行いながら案を作成します。その後、案が熊本県教育委員会(6人の委員で構成)で審議され、異議等がなければ、決定されるという流れです。
Q.5
削減対象の学科を決定する具体的なスケジュール(以下)は?
1.高校教育課高校整備推進室が関係高等学校と協議を行い案を作成する時期、期間、
またはその案の教育委員会への提出予定日
2.熊本県教育委員会による案の審議時期、期間、審議開催日
3.削減対象学科の決定予定日
A.5
大規模校の学級減については、「県立高等学校再編整備等基本計画」に基づき、平成27年度までに行う予定ですので、御質問のありました点につきましては、すべて未定です。
【僕の見解】
学級数減の方針は確定であることが分かりましたが、そこに美術科が含まれる可能性は結局の処分かりません。校長先生のお人柄などから「心配無用」というご意見もありますが、県からの回答をみるかぎり文字通り「未定」と捉えるべきじゃないかというのが僕の意見です。また、最終決定にむけて学校側が関与できるのは「削減案」の作成だけですから、どの学科を削減するかを決めるのは校長ではなく、最終判断をするのは教育委員会のメンバー(6名)である点を理解しておいた方が良いかも知れません。さらにそれらを決めるタイミングについても平成24年度以降27年までに実施…という事以外明確になっていませんので、どれくらい猶予のある話しなのかも正確には分かりません。この事案が「美術科が2クラスに増えるかも知れない」というポジティブな話であれば楽観視をすることに何の異論もありませんが、「もしかしたら廃止されてしまうかも」という大事な問題ですから、不確実な情報で中途半端に一喜一憂せず、きちんと公的な情報を確認しながら正確に判断をすべきだと感じています。
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- 県立高等学校再編整備等基本計画